篠原久仁子 オフィシャルブログ                     野菜ジャーナリストのベジフルライフ

世界初の野菜ジャーナリストが 旬な野菜果物のこと、 生産者の想い、野菜果物にまつわる物語など、 ふとしあわせな気分になれる情報をお届けします。

「想いのかたち 魅せる枝豆」  東京都立川市・山川敬記さん

ますますビールが美味しい季節
「とりあえず 枝豆!」 という言葉、私には 先人の知恵の響きです。

枝豆には アルコールの分解を促して 肝臓を守ってくれる働きがあります。
だから 「ビールの友」とも 言われるんですね

枝豆畑先日、枝豆をこよなく愛する 山川さんの畑に伺いました

お祖父様の「創意工夫」や「仕事」を学びたい
という想いで就農
された熱き 若き 農家さんです。
(ご本人いわく 「農民」さん。)

「職人」気質のこだわりをもつ山川さんは 枝豆の楽しみ方を広げてくださいました。

定番野菜から 白ナスやミニカボチャといった ちょっと変わった野菜まで育てていらっしゃいますが、
中でも 枝豆が かわいくて仕方ない ご様子

パンパンに実入りした 枝豆の収穫は「テンションあがりますよー」と 心底しあわせそう

農法や味にこだわっているのは もちろんですが、
山川さんならではのこだわりは 枝葉つき枝豆の結束
大変手間がかかることから 多くの農家が 袋やネット入りで出荷することが大半な今だからこそ
絶対に譲れないのだそう。

しかも ただの結束ではないんです
とことん フォルムにこだわります。

メタボな枝豆。枝豆の結束をしているときは 「スタイリストな気分」なのだそう
大学で デザインを学んでいたという山川さんらしい視点です。

彼の理想は メタボというか キュッボンキュッなフォルム

このフォルムを実現するために 回転させながら 
余分な葉などを取り除いてから テープで上下を結束します。

写真を撮ろうと試みましたが、その手際が速すぎて映りません。
大量に出荷する朝は もっと速いというから 驚きです。

結束職人。職人技のように結束し 
仕上がりをうれしそうな眼差しで見る山川さんに
「ひょっとして 結束がしたいから 枝豆作ってるんですか?」
冗談で聞いたつもりが 「はい、そうです」と即答(笑)

枝豆の晴れ姿に とことん こだわる。
まさに 魅せる枝豆です。

有機や自然栽培ブームで 見た目の悪い野菜に対する理解が増えてきた時代。
そこに甘えるのではなく、
こだわって育てた野菜を 最高の形に仕上げ 出荷してあげたいという想いに 心をうたれます。
結束フォルムへの こだわりは 最後の最後まで 愛をかけた想いのかたちなのです

枝葉つきの枝豆、
お野菜の自然な姿が見られることは食育の観点からみても すばらしいことですし、
ベジタブル&フルーツマイスター的にも おすすめです。
枝葉から切り離されると 鮮度が一気に落ちてしまうので、
調理する直前に切り離してあげるのが理想
なんです。

みなさんも 是非 今年の夏は 枝つき枝豆を味わってください
エコバックからあふれ出す枝葉を ふさふささせながら歩くのも 涼しげでいいかと思います。


山川さんのお野菜に逢える場所 : 立川北口農産物直売所
                       *枝豆の出荷は今月いっぱいくらいの予定だそうです

片品村のiikarakan

逢いたかった人にお会いしてきました

iikarakan(いーからかん)のセトヤマヒロミツさんとキリヤマミチコさん。
群馬県の片品村で 自然農に挑戦しながら、村の暮らしを学んでいるお二人です。

「いーからかん」とは 片品村の方言で「いいかげん」を意味する
村で出逢った偉大なおばあちゃんのことばなのだそうです。
田舎くらしをはじめて気づいた「いーからかん」の大切さ 日々感じている都会育ちのお二人

くしくも 祖母との暮らしから 受け継ぐことのしあわせを日々感じている私、
お二人の姿勢に深く共感し お逢いしたいなぁと想っていました。
それが 運よく東京で叶いました

風に聞け 土に着けカフェスローで開催中の 風土倶楽部とのコラボギャラリーにて。

今回は キリヤマさん作の炭アクセサリー(とっても かわいい☆)や
村の知恵など ものの展示販売が中心でしたが、期せずして、
朝採りの野菜と一緒にかけつけたセトヤマさんにも逢えました


キリヤマさんいわく「農業おたく」(笑)なセトヤマさんのお話に すっかり惹きこまれてしまいました。

スキーと自然が好きで滞在していた片品村で偶然、
こぼれ種で たくましく育つカボチャと大根たちを見つけ、自然の生命力に感動。
自然を教科書に 手探りで自然の生態系を生かした自然栽培を始めたのだそう。

自然農をやりたい、とか 頭でなく考えるのではなく、生命力に惹かれて こころが動いている。
いまや 自然栽培ブームで、ことばが先行している印象がありますが、
お話させていただいて セトヤマさんは 自然に自然農をしている方だなぁと思いました

iikarakanの野菜たち

土離れしたばかりのお野菜たち。
自家採取の種でつくったという3色のインゲンと
ニンニクをつれて帰ってきました。


紫色は 調理すると色素が抜けやすいので 相談の結果、さらっと 素揚げにすることに決定
甘さを閉じ込めていただきました。
 
ヘタを落とすために 包丁を入れたら 緑の薫りがぷーん もう それだけで しあわせ。

食べ比べしてみると・・・
緑色→ とくに甘さが強い
白色→ 大豆のような豆の風味が強い
紫色→ 歯ごたえがあり、もっともあっさりした味わい

そして ご自慢のにんにく。
こちらは 本来の旨みを楽しむため、まるごと オーブンで焼いていただこうと想います。

日曜日(8/9)までですが お二人には 国分寺のカフェスローで お逢いできます。

鎌倉でイタリア野菜。

野菜果物で旅する  野菜果物に逢う旅・・・

そんなスタイルの提案がしたいなぁと想い
とあるプロジェクト進行中な 野菜ジャーナリスト篠原久仁子です。

暦の上では 秋になった今日、鎌倉で 夏を満喫してきました。

私は どこかに行ったら 必ず 野菜に逢える場所を探します
八百屋さんだったり 直売所だったり 野菜レストランだったり・・・
野菜好きの仲間も みなそうだと思うのですが、遊園地のようにテンションのあがる場所です。

ということで このブログでは 野菜たちに逢える場所も ご紹介していきたいと思います。


今日は 鎌倉の名所とも言える野菜直売所 「鎌倉市農協連即売所」

こちらの歴史は大変古く、昭和のはじめにさかのぼります。
外国人牧師の方が「ヨーロッパでは 農家が自分で生産した野菜を直接消費者に売っている」と
聞いたのが きっかけなのだそうです。

鎌倉駅から 徒歩5分という地の利のよさも魅力です。
農家さんが 4つの班にわかれ 交代で出店している仕組みで 今日は 4班の日。

鎌倉野菜とイタリア野菜の生産・販売をしている加藤さんのブースでは
「はじめまして」なお野菜に夢中になってしまいました。

この お野菜なんだと思います
イエロースタッフィング


パプリカと 思いません
触れてみても 肉厚さを感じる しっかりした手ごたえで やはり パプリカ・・・

でも 香ってみると・・・

そう、実は この子は トマトちゃんなのでございます。
お名前は 「イエロースタッフィング」と おっしゃるそうです

イエロースタッフィング中味見をさせてもらったのですが、味も たしかにトマト。
でも 中は パプリカのごとく空洞

「スタッフィング」は「詰める」という意味ですね。
ということで 生でもいいけど、
中に詰め物をして調理していただくと喜ぶ品種なのだそうです

ほかにも こんなトマトも・・・
ピーチトマト
ピーチトマト


色は もちろん さわりごこちが ピーチなのです。
うぶ毛が生えていて ざらふわ。 
(わかります?ふわふわより やや剛毛な感じです。)

そして 完熟すると ほんのり ピーチ色になるというから ますます 愛おしい。

これだから 野菜は やめられないんです。

なぜ お野菜コミュニケーションなのか?

祖母との暮らしの中で 再会した お野菜果物たち。
生き物なんだ、と感じるようになり、やがて
お野菜果物たちとコミュニケーションする暮らしという感覚が芽生えました

野菜果物たちは 生きていくうえで 大切なことを教えてくれ続けています。
「うけつぐこと」「つながること」の尊さ・・・


野菜果物のおかげで 家族が続けてきた畑のこと、
食べ物の保存方法など 多くを 受け継ぎはじめました。
当たり前すぎて意識してこなかったことに 日々しあわせを感じています。
また 生まれ育った場所ではないのに
畑にいることで 地域の方との会話や つながりが深まりました。
うちにない野菜は 近所の方がくださったり たくさんとれたもので お返ししたり
お野菜の物々交換もさかんです。

大切な家族、身近にいる方々とのコミュニケショーンまで深めてくれている野菜果物たち。

「お野菜コミュニケーション」には 野菜果物とのコミュニケーションだけでなく、
野菜果物を介して生まれた人とのコミュニケーションのことを言っています。 

野菜ジャーナリストの原点への想い
野菜果物への感謝を こころに留めるために タイトルに入れさせていただきました

なぜ 野菜ジャーナリストなのか?

自己紹介も かねて もう少し 私のことを お伝えさせていただきます。


なぜ「野菜ジャーナリスト」なのか?

野菜果物のために わたしができること だからです

もともと 私は テレビ業界で 企画演出に携わっていました。
祖父の死をきっかけに「ひとりになってしまった祖母と過ごす時間を作りたい」、
その一心で 仕事を辞めました。

祖母との暮らしの中で 再会したのが お野菜果物たち。
祖母の家は 長野県の田舎にあります。
農家でなくても 自分で食べる野菜は 自分で作るのが ふつうな場所。
我が家にも 代々 大切に守ってきた畑があります。
祖母が もう 畑にたてなくなった今は 母と私で 畑を作り始めています。
1年 野菜果物たちの 成長を見つめて 
私たちと同じ生き物なんだ、と強く感じるようになりました。
きっと 家族を想う気持ちに近いと思います。

野菜果物の大切さに こうして気づいた私にしか できないことは何か?
考えた結果 もともとの伝える仕事を生かし あわせていくいう道が 自ずと開けました。

私の強みは 一時のブームや 好き嫌いの感情だけではないところです。
かけがえのない 家族に根ざした想いは 一生 揺らぐことはないし 止むことはありません。

「ジャーナリスト」という言葉の重さを受け止めながら
自分なりの「野菜ジャーナリスト像」にむかって精進したいと思います。

自己紹介三部作(笑)、次回は 「なぜ お野菜コミュニケーションなのか」編にて 完です


いつも読んでいただきありがとうございます。
ランキングに参加しておりますので、クリックで応援お願いいたします


にほんブログ村 料理ブログ 野菜ソムリエへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 半農生活へ
にほんブログ村

●お仕事のご依頼・ご相談は
kuniko522@gmail.com
までお願いいたします

●野菜ジャーナリストの
 プロフィール・実績は 
  こちら


伝統野菜・全国名物マップ―からだにおいしい野菜の便利帳
伝統野菜・全国名物マップ―からだにおいしい野菜の便利帳
クチコミを見る
 


●はじめましての方は是非
 以下の記事を検索ください

○「はじめまして
 野菜ジャーナリストです」
○「なぜ
 野菜ジャーナリストなのか?」
○「なぜ
 お野菜コミュニケーションなのか?」
ギャラリー
  • 公式サイトに移転しました!
  • 【TV出演のお知らせ】NHK総合「うまいッ!」
  • 【TV出演のお知らせ】NHK総合「うまいッ!」
  • 1月吉日!公式HP開設します!
  • 柚子×すだち=期待の新柑橘「阿波すず香」
  • 【コラム】未来に伝えたい美味しい絶景!天然の和菓子 「紅干し柿」
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ