先日、東京ビックサイトで開催された「グルメ&ダイニングスタイルショー秋2012」内、
地域ブランドスペシャルプログラム
「十釜十塩!海水に魔法をかける製塩家たち」で司会をさせていただきました。

十釜十塩キッチンステージ
この日は、日本で唯一、伝統ある塩づくりを続けている、
能登半島の先っぽ・珠洲市から 塩の作り手おふたりをお招きし、
珠洲の魅力、それぞれの塩づくりについて伺いました。


国の重要無形文化財に指定されている「揚げ浜式製塩」についてお話くださったのは、
奥能登塩田村の横道嘉弘さん。(写真ひだり)

何往復もして、海から桶で組み上げた海水を塩田にまき、
太陽と風の力だけで乾燥させて塩分を凝縮させた後、釜で約1日かけて炊き上げる方法です。

揚げ浜塩水の汲み方、焚き上げ方など どれも熟練の技が必要で
塩田に霧状に塩水をまけるようになるには、
10年以上もかかるということです。

技術を受け継ぐことの大変さに加え、
夏場の晴れた日(100日弱くらいだそうです。)にしかできないため、
大変貴重な塩でもあります。

流下式製塩についてお話くださったのは、新海塩産業の小谷内祥司さん。
伝統を活かしながら、新しいアイデアや技術を添えた塩づくりをされています。

室内にかけた天然によしずに霧状に海水を散布して循環させ、海水を凝縮した後で
釜焚きをするという方法なので、天気に左右されないというメリットがあります。

小谷内さんは、お料理のように、季節に応じた四季折々の塩を、という想いで
天然の素材と組み合わせ、カラフルなお塩も作っていらっしゃいます。
深海塩産業のカラフルな塩
炭の黒い塩、桜のピンクの塩など・・・
中でも会場で人気だったのは、地元の伝統野菜・中島菜の塩でした。
口の中でドライ中島菜の風味がよみがえり、びっくりします。

味わいボード小谷内さんが
「少量でいいから、良いものを知って使ってほしい」と
おっしゃっていて、本当にそうだなぁと思いました。


お二人からの解説をいただいた後は、実際に味わっていただきました。

実際に味わっていただいた感想をボードに寄せていただいた
珠洲の塩の味わいは・・・

「甘くて」「しっとり」という方が多かったようですね。 

私の感想としては、優しく野菜の旨味を引き立ててくれる存在だなぁ、と感じました。
珠洲の塩は、フレーク状の塩なので、蒸し野菜の上などにひとつまみ、ふりかけるだけで
ふわぁーっと淡雪のように溶ける様が愛おしくなりますよ。
ぜひ、みなさんにも感じていただきたいです。

手作りだからこそ、製塩所によって 作り手によって 
その都度、味わいが微妙に変わるのも 珠洲の塩の魅力。
お気に入りのお塩を見つける醍醐味があります。

珠洲の塩について もっと知りたい方は こちらのサイトを。 http://www.suzusalt.org/ 
楽天サイトから 購入することもできるようになりました。 http://www.rakuten.co.jp/shionokazoku/ 

伝統野菜や地域に根ざした食文化とつながる部分をすごく感じたことも のめり込めた理由のひとつ。
外の人間は、魅力に気づくけれど、地元の方々にとっては日常すぎて気づきにくい特別な宝。

珠洲の塩の魅力を知って、使ってくれる方が増えることはもちろん嬉しいけれど、
伝統を受け継ぐ若い世代がひとりでも増えるきっかけになったら幸せです。

横道さん&小谷内さんと☆「珠洲の塩」と向き合って、惚れ込んで、
作り手の温かさに触れ、また惚れ込み、周りにいる方の熱さに触れ、
また魅せられ・・・心が揺さぶられる瞬間の連続で、
本当にまたひとつ一生に誇れる仕事が増えました。

すてきなご塩(縁)に感謝です。


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