篠原久仁子 オフィシャルブログ                     野菜ジャーナリストのベジフルライフ

世界初の野菜ジャーナリストが 旬な野菜果物のこと、 生産者の想い、野菜果物にまつわる物語など、 ふとしあわせな気分になれる情報をお届けします。

野菜果物と日本文化

【けんちん汁と精進料理】 菜食シンポジウム2

精進料理を心で感じたあとは いよいよ 五感で味わいます
お昼に 藤井まりさん監修の精進料理をいただきました。

調理をしてくださったのは 精進料理レストラン「鉢の木」
鎌倉で唯一 純粋な精進料理を提供しているお店なのだそうです。

精進料理右上から 和物(形なきもの)=白和え
左上 香物(形あるもの)=漬物
真ん中 小鉢=胡麻豆腐
左下 飯椀=生姜飯

そして 驚いたのが 右下の「けんちん汁」

ひらがな書きに馴染んでいますが、漢字で書くと「建長汁」

諸説ありますが、 「けんちん汁」は建長寺に由来しているそうです。
さらに今回のけんちん汁は、スタッフの方々のこだわりで 素材の60%鎌倉産
(とれない素材もあるので これはすごいこと!)

いただく際は 食事への心構え「五観の偈」を唱え、「いただきます」。現代語訳で書きますと・・・
 1 今から頂く食事が食卓にのぼるまでに、多くの大地の恵みや人の苦労があったことを理解します
 2 これから頂く食物にふさわしい働きを、果たして自分はしてきたか問いただしてみます
 3 この食物に対し、不平を言わず、欲望を抑えます
 4 この食物は 食への欲望を満たすためではなく、心身の健康を保つための薬としていただきます
 5 修行をして人間を完成させるために今、この食物をいただきます


藤井まりさんに お片づけの作法まで指導いただき、沢庵で お皿をきれいにして 片付け

ちなみにお作法とは 一番大きな器にお湯を注ぎ、沢庵を使って 汚れをとります。
次に大きい器に移して、同じ作業を繰りかえし、一番小さなお椀を終えたら、湯を飲み干します。

水一滴も無駄にしない 究極のエコお作法を学びました


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【食の原点☆禅と食】 菜食シンポジウム1

建長寺先月末、鎌倉の建長寺に150人以上が集い
「かまくら菜食シンポジウム」が開催されました

朝10時から17時近くまで さまざまな角度から食を考える1日。

ご縁あって 取材に伺ったのですが、
自身の原点を深める感慨深い時間となりました

次第は 
● 対談「禅の心と食」 
  建長寺高井正俊宗務総長 × ジャーナリスト丹羽順子さん
● 講演「食養生の観点からみた精進料理」 藤井まりさん
● 講演「五感をつかってベジ栄養学」 林愛さん
● 講演「そろそろスローフード」辻信一さん


【対談「禅の心と食」】

ジャーナリスト丹羽順子さんの聡明なインタビューで、高井宗務総長の軽快なお話が展開します。

禅僧の方々の修行生活には 私たちが忘れかけている丁寧な暮らしのヒントがたくさん
食に対する姿勢は、昨今の食に係る問題を 一気に解決できるのでは、と思うほどでした。

特に印象に残っているのは、自給自足を原則とする暮らしの本質にふれたお話。

菜食シンポジウム0123自分の肥料を使って、野菜を自分で作る・・・
自分の手足を使うことが大切。
間接的でなく直接 全てがつながっていることがわかる。
物の命にふれあい、自分の命にもふれあうことができる。


「素」食(「粗」食ではない)であっても 「うれしい」
おいしいものを食べるから美味しいのではなく、
おいしいものをいただくという意識が大切



【講演「食養生の観点からみた精進料理」】
続いて 世界中で 精進料理のこころを伝えている藤井まりさんのお話

藤井さんの精進料理をいただいた方は 「なぜかホッとする」と言うそうです。
食べる人を思いやる愛情=料理にかけるひと手間が伝わったからなのでは、と藤井さん。
そんな「まごころの料理」が精進料理なのだそうです

心とからだを養う精進料理の秘訣
「一物全体」:皮や葉も生かし、食材をまるごと生かすこと
「身土不二」 :土地の旬のものをいただく
「味は淡に」:食材の味を殺さない「淡」な味付けを


ふと思いました
私が祖母との暮らしから学んでいることばかり・・・
お寺で受け継がれてきた作法が、やがて一般の生活にも広がり、
祖母を通じて私に伝わっていたんだと


高井総長、藤井まりさんのお話を通して 尊い学びをいただきました


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柿紀行番組 「魅惑のフルーツ 世界柿ロード」

来る2月13日、バレンタインイヴの午後、
野菜果物好きには 見逃せない番組が放送
されます

その名も 「魅惑のフルーツ 世界柿ロード」 (←詳細は番組HPでチェック!)

柿は学名もDiospyros kaki Thunb」(ギリシャ語で「神の食物カキ」の意。)
世界中で 同じ言葉「KAKI」と呼ばれる 日本原産(および中国)のフルーツです

日本中に さまざまな品種が存在すること、柿を用いた和菓子の多さからも
古来からの暮らしとの結びつきを感じます。

番組では 世界中の柿事情を取材、壮大な柿紀行番組となっているそうです


なぜ、いち早く 告知ができるかと言うと、番組の演出家が テレビ時代の私の師匠なのです

といっても 一緒にお仕事したのは ほんの数週間。
でも、師匠は私を 弟子と言ってくださり、私も師匠と仰ぎます。
師匠との縁は 師弟関係に 時間の長さは関係ないのだと、教えてくれます

と言うと美しいけれど、
私が ありえないくらい生意気だったから 印象に残っている、というのが本当のところ(笑)
巨匠に対して 物申すアシスタントなどいなかったらしいのですが、
私は 初めて師匠に命令したアシスタントなのだそうです。
覚えていませんが、師匠曰く 私が「はやく編集をしなさいっこのバカ!!」と師匠に言い放ったのだそう…
以来、師匠の中で、私の別の名は「初代ヤイノヤイノ番長」(笑)
(2代目は やはり女性によって 受け継がれています笑)

話がだいぶ反れました・・・
ブラックユーモア溢れる語り口だけれど、
とてつもなく温かい人柄 かつ 抜群の映像センスを兼ね備え、
テレビ局スタッフはもちろん、出演者からも信頼される師匠

そんな師匠が紡ぐ 柿紀行番組。必見です


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寿 新春大歌舞伎 と ねぎバッグ

たまには プライベートのことも書きたいと想います

寿☆新春大歌舞伎月曜日は 久々にオフをとって 親孝行。
母親と 寿☆新春大歌舞伎を観に歌舞伎座に行ってきました

歌舞伎座さようならまで あと103日。

今の歌舞伎座があるうちに どうしても行きたい、
と話していた想いが叶いました

母は 着物が好きなので、母娘ふたり はりきって着物です


演目は
一、 春調娘七種
曽我五郎:橋之助  曽我十郎:染五郎   静御前:福助
二、 梶原平三誉石切
梶原平三景時:幸四郎  ほか
三、 勧進帳
武蔵坊弁慶:団十郎  源義経:勘三郎  富樫左衛門:梅玉  ほか
四、 松浦の太鼓
松浦鎮信:吉右衛門 ほか

期せずして、でしたが、
いちばん始めの「春調娘七種」は 新春の風物詩、七草に係る御祝儀舞踊でした

静御前が 籠いっぱいの七草を手に舞います。
広げた扇子をまな板にみたてて、七草を切る動きも
ありました。

野菜果物と 私たちの暮らしは いつの時代も 共にあるのですね


ねぎバッグそうそう、意識していると 至るところで 
野菜果物な「こと」や「もの」に出逢います

以前は 野菜ソムリエの先輩と六本木を歩いていて、
こんな「もの」を見つけました

書いてある野菜サイズのバッグです
いちばんわかりやすいのは、ネギでしょうか?!
細長―い形をしています

結局 オフの日も たっぷり野菜果物に係わり 
野菜果物たちのことを考えているのでした(笑)

逆に言えば 日々の暮らしが そのまま 仕事につながるので 
丁寧に暮らせるようになった気がします


だから ますます 野菜果物に惹かれていくんですね。


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待乳山聖天「大根まつり」満喫記

大根を お供えするお寺があり、
1月7日の「大根まつり」では 三が日にあげられた大根が ふろふき大根として振舞われる


野菜ジャーナリストが じっとしているはずがありません
年に一度の「大根まつり」の日、そのお寺、浅草にある待乳山聖天に行ってきました

待乳山聖天@大根まつり11時からの法要のあと、三が日に奉納された大根の
ふろふき大根がふるまわれる
とあって大賑わい

私もまずは お下がりをいただくための整理券をいただきました。
(一見すいているように見えるのは、
整理券をいただいた方は、境内外まで続く行列に並んでいるため。)

そもそも 何故 大根を お供えするのか
大根と巾着は 祈願することによって得られるご利益を端的に表したもの

大根は、人間の迷いの心、いかりの毒を表すといわれていて、
大根を供えることによって、聖天さまが 体の毒を洗い清めてくださる。
その功徳によって 身体を丈夫にしていただき、良縁を成就し、
夫婦仲良く末永く一家の和合をご加護頂ける
ということだそうです
(ちなみに巾着は財宝で 商売繁盛を表すそうです。)

大根に願う
普段から 境内では お供え用の大根が売られていて、
お参りの際、このように 賽銭箱の奥に お供えされます

通常は、お供えされた大根は 後日、
「お下がり」として 参拝者に振舞われるの
ですが、
三が日は 数え切れないほどの大根が供えられるので、
7日にふろふき大根にして振舞う
のだそうです
(今日も「大根まつり」バージョンに袋詰めされたお下がりが
配られていました。)

法要が行われた本殿内には お供えされた大根の山ができていました
(撮影禁止のため 写真では お伝えできません、ご了承ください)

ご利益の象徴・大根は、境内のところどころに描かれ、
階段の手すりに大根、提燈にも大根、燈篭にも大根・・・もちろん 本殿の上にも描かれています
提燈

本殿階段手すり







歓喜大根
「大根まつり」の日にだけ 
地元の御菓子司で作られる お菓子
にも 出逢いました

大根の形をした おまんじゅう「歓喜大根」 

大和芋を用いた薯蕷まんじゅうで、
皮のふわふわ感が たまりません。
(注:大根の味はしません)

ふろふき大根@大根まつり
そして お目当ての ありがたい ありがたい ふろふき大根

ふんわり薫るゆず味噌の香り、
太陽に照らされ キラキラ輝く大根の姿・・・


こんなに ふろふき大根をありがたくいただいたことはなかった気がします。
そう感じていただくことが大切なのだと感じました


野菜果物を 改めて ありがたく いとおしくいただく時間を年初に持てましたこと
感謝
したいと想います


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