篠原久仁子 オフィシャルブログ                     野菜ジャーナリストのベジフルライフ

世界初の野菜ジャーナリストが 旬な野菜果物のこと、 生産者の想い、野菜果物にまつわる物語など、 ふとしあわせな気分になれる情報をお届けします。

野菜果物のイベント・お勉強

【企画・進行】旬の柑橘10種類食べ比べ祭り 後編

前編の続きです。

今回は、10種類以上の柑橘を一度に食べ比べできるレアなイベントとあって、
流通業界で柑橘をご専門にして30年という、柑橘界の大御所や、
柑橘の飲み物を開発されている食品会社の方など、プロの方にも多数ご参加いただき、
こちらも勉強させていただいた時間でした。

気になる食べ比べの人気投票結果は
1位は「はるか」 
2位は1票差で「山見阪ネーブル」  
3位 [「ゴールドキング」
はるか

注目したいのは1位に輝いた「はるか」(上写真)です。これは私たちにとって嬉しい結果でした。
というのも、黄色い見た目から酸っぱいのでは?と勘違いされてしまいがちで、
食わず嫌いされてしまう品種だから。
知ってもらうことが、やっぱり大切なんですね。

食べ比べで知って楽しんでいただいた後は、「はな豆」さんの野菜ビュッフェ。
柑橘と同じく、九州産の野菜を中心に調理いただきました。

食べ比べだけでもかなりの量だったのに、みなさんの食欲は全く衰えるところを知らず(笑)
特に人気で、多めに準備した分があっという間になくなってしまったのは、
福岡の春告げ野菜「つぼみ菜」。(写真が撮れていなくてスイマセン…)
初めて食べて大ファンになった方が多かったようです。
他に鮮やかな紫カリフラワー、ロマネスコ、アスパラ、パプリカなどを
お好みでピリ辛マヨネーズ、味噌、粗塩で。

カブの浅漬け
カブの浅漬けは 金柑と一緒に。

他に、はな豆の定番「トマトのレモン砂糖和え」
日向地鶏のチキン南蛮や、セロリのじゃこ炒め、里芋の煮物、福岡のこんにゃく、
かつお菜と油揚げの炒め煮、花豆の煮豆などなど。

ちらし寿司
〆はひな祭り前日ということで、ちらし寿司

そして、デザートには、どうしてもご紹介したかった「小林柑のはちみつがけ」。
小林柑

そのままでも十分美味しいのですが、生産者さんから、「はちみつがけにして食べてください」と
指定をいただいていたのでした。
もったいないからとまずはそのまま味わいましたが、仰る通りにしてみたら、
もー言葉にならない、とろける、まろやかな味わい☆
見た目もプルプル、とろーりとして、極上のスイーツになってしまうからビックリ。
さすが、育ての親は、子供の才能の生かし方を知っているんだなぁと感服したのでした。

夜の部は、さらにワンコインドリンク(アルコール)も。
ドリンク

柑橘入れ放題という太っ腹ぶりに、みなさんグラスいっぱい詰め込む詰め込む(笑)
私たち主催者は、みなさまをお送りした後、ブンタンハイボールで乾杯しましたが、
それはそれは贅沢な味わいでした。いつも読んでいただき ありがとうございます。

本イベントの会場でした「はな豆」さんは野菜たっぷりの家庭料理が楽しめるお店。
何人か、大好きな生産者さんをご紹介させていただいており、
私にとって、大好きな人の野菜が食べられる大切な場所です。

イベントでご紹介した柑橘をはじめ、九州の野菜果物を
お取り寄せできるのは、エコバイが運営するショップ「大和のちから」。

柑橘の旬の移り変わりは早いので、品種は異なりますが、(今は甘夏や八朔など定番品種が中心だそう)
その時期の美味しいものを紹介くださっているのでオススメですよ。

参加いただいたみなさんの笑顔、「また参加したい」という言葉が何よりのご褒美でした。
主催者冥利につきます。
急な開催だったにも関わらず、お集まりくださったみなさまに重ね重ね御礼申し上げます。


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【企画・進行】旬の柑橘10種類食べ比べ祭り 前編

食べ比べ
去る3月2日、国産柑橘が大好きな仲間と共に企画した
「国産柑橘Lover’s presents 『旬の『柑橘10種類食べ比べ祭り』を
満員御礼・大盛況のうちに開催いたしました。

今もまだ柑橘の旬は続いていますが、品種が数多く出揃うタイミングで、
レア品種を含む、10種類以上の柑橘を贅沢に食べ比べして、出逢いを楽しんでもらおうというもの。
さらに、野菜料理に定評のある「はな豆」さんの野菜料理ビュッフェ付という豪華企画でした。

ということで、昼の部、夜の部、ともに告知後、あっという間に満席をいただきました。
とくに午前の部は、大雨の中、みなさん予定通りご参加くださったお気持ちにも感謝感激(涙)

昼の部mini
      昼の部のみなさま
夜の部mini
     夜の部のみなさま

さてさて、イベントはまず、国産柑橘ラバーズからのご挨拶。
コープニュース編集主幹の田中さん、柑橘を手配くださったエコバイのひのださん、
「はな豆」の三原さん、そして私は、司会進行を務めさせていただきました。

当日食べ比べていただいたのは、以下の品種。(右上のデコポンから時計回りに)
柑橘食べ比べ祭り

デコポン(不知火) →清見×ポンカンの人気品種
山見阪ネーブル →福岡県独自品種。濃い紅色が鮮やか。
たまみ →皮が薄い国産オレンジ。
森田ポンカン →インド北部が原産地。
ゴールドクイン(天草) →天草で育成された品種。
ゴールドキング →人気の清見×デコポンという、いいところどりの新柑橘。
はるか →糸島市で突然変異した日向夏。きれいなレモン色とお尻のリングが特徴。
麗紅(れいこう)  →赤みがかった橙色が特徴。
土佐文旦 →独特のさわかな香りとプリプリした果肉。
スイートスプリング →上田温州みかん×八朔
あまぽん →福岡県で開発された早熟性柑橘の新品種。
小林柑 →希少なみかん。外皮は甘夏、果肉は温州のよう。
ブラッドオレンジ(タロッコ) →もちろん国産!写真センター。

参加者の方には、スペシャル食べ比べシートをお配り。
それぞれの印象を記入いただきながら、お気に入りをベスト3まで選んでいただきました。
(気になる結果は後編で)

食べ比べいただいている間、ひのださんから生産者さんのこと、柑橘の特徴なども解説。

実は、今回イベントを開催しようと思った背景には厳しい現実があります。
ご紹介した柑橘の生産者さんのほとんどが60〜80代の方で、後継者が決まっていない方が多数。
値段がつかないがゆえに、生産を諦めようとされている品種もあるのだそうです。

当初は、国産柑橘Lover’sメンバーで個人的に食べ比べをして楽しんでいたのですが、
ひとつひとつ個性あふれる柑橘たちにワクワクが止まらず、
午後から夜中まで柑橘トークが炸裂。
「私たちだけでとどめておくのは、もったいない!」
「この気持ちを広めて、生産者さんにフィードバックしよう!」
「微力でも、柑橘畑が残るきっかけになれば・・・!」
そんな気持ちから企画をしたのでした。

後編に続く・・・


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「中島菜」と「大和まな」を食べ比べての発見!

1月、久々に「野菜の学校」に参加させていただたいた時の続きです。
(前編 野菜の学校「能登野菜〜世界農業遺産(GIAHS)と能登の野菜〜」 )

後半には野菜の食べ比べ&お料理の試食をするのですが、
やはり「食べ比べ」は野菜果物と向き合う近道ですね。

今回も書き留めておきたい仰天の発見がありました!

主役の中島菜と食べ比べたのは、大和野菜(奈良)の「大和まな」と京野菜の「水菜」。
食べ比べ

それぞれ70〜80度のお湯でさっと茹でて1%の塩に漬けた浅漬け(写真上)と
出汁(塩分0.8%)で5分間煮たもの(写真下)で比べました。
(条件を同じにすることは「食べ比べ」の絶対条件)

言うまでもなく、「水菜」は見た目も食味も別ジャンルなので今回は割愛するとして
(水菜さんゴメンナサイ・・・)

「中島菜」と「大和まな」の違いがとっても興味深かったのです。


その前に、少しそれぞれの説明をすると
中島菜
★「中島菜」
11月〜4月初旬が食べ頃のツケナ。旧中島町で食べられてきたことが由来。
葉に刻みがあり、独特のほろ苦さと辛味をもつ。
塩漬けしても花を咲かすと言われるほど生命力が強い。

★「大和まな」 
大和野菜を代表する野菜。葉には大根葉に似た切れ込みがある。
12月以降、霜に当たると他のツケナにはないやわらかさや甘みが増す。
       


さてさて、食べ比べしてみての感想。
まず浅漬けした「中島菜」は、すっと消える颯爽とした辛み、緑色の発色の良さが印象的、
「大和まな」は山菜のような、ぬるっと感と、ほんのり苦みを感じました。

忘れえぬ特筆すべき発見があったのは、煮た時に生じる大きな違いでした。
「中島菜」は大根の葉っぱのような風味に感じられたのに対し、
「大和まな」は、とろける食感で甘みを強く感じ、まるで白菜のよう!
栃木出身の方から「中島菜」は「かき菜」に似ているという感想もありました。

同じツケナ類でも全く違う個性!それが調理法によってさらに際立ち開花する!
これだから野菜はやめられないのです!


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【お知らせ】今年の222は「災害食」について考えませんか?

副代表幹事をさせていただいている食生活ジャーナリストの会(JFJ)。

年に一度の公開シンポジウムは、食生活ジャーナリストが
みなさまと共にテーマについて考えるイベントで、半数以上は会員以外の方からご参加いただいています。

東日本震災から3年を迎えようとする今年度のテーマは
「非常食から災害食へ 〜『置いておく』備えではなく 『使いまわす』備えを」。

来月22日13時半からの開催です。(先着200名)
詳細、お申込み方法はリンク先でご確認ください。(事前申し込みが必要です)

私、今年はシンポジウムの責任者なので、一人でも多くの方にご参加いただけますと嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします
http://www.jfj-net.com/4053


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野菜の学校「能登野菜〜世界農業遺産(GIAHS)と能登の野菜〜」

数年前から野菜の勉強をさせていただいている「野菜の学校」。
ここ数年は、「日本の伝統野菜・地方野菜」がテーマで、毎月、ひとつの地域を取り上げ、
ゲスト講師の講義、調理栄養についてのレクチャー、市場動向、テーマ野菜にまつわる食べ比べを行います。
私が伝統野菜への知識を深めるきっかけをくださった場でもあります。
(野菜のプロたちも多数出席されるので、本当に勉強になります)

昨年はほとんど出席できなかったのですが、2014年最初のテーマは「能登野菜」!
ちょうど昨年の今ごろ、仕事で呼んでいただいた思い入れのある地域なので、(その時の記事は こちら
ご縁を感じて久々に参加させていただきました。
野菜の学校・能登

講義をしてくださったのは、新聞記者やTVプロデューサーを経て、現在
金沢大学地域連携推進センター特任教授として、
「能登半島の里山里海から持続可能な未来を創ろう」をテーマに活動されている宇野文夫氏。
能登の郷土料理のレシピを収集してデータベース化するなど
地域の食文化発掘にも関わっていらっしゃいます。

興味深かったお話をいくつか。
★能登と加賀の野菜の特徴は、魚とのコラボレーション
能登であがった寒ブリと、青カブラからなる「かぶらずし」、「ぶりだいこん」のように、
地元の野菜と魚がおりなす味覚が多い。
それは、漁港と畑が近い地形が大きく影響しているのだと説明くださりました。

★まつたけ食べ放題の豊かすぎる学食
金沢大学・能登学舎は廃校を利活用した拠点で、地域のNPOが運営する学食がある。その名は
「この辺りで採れる物」を意味する方言「へんざいもん」。
まさに辺りでは、まつたけがたくさん採れるそうで、秋にはまつたけご飯が食べ放題なのだそう!

★なぜ「能登はやさしや土までも」なのか?
2009年にユネスコ無形文化遺産に登録された農耕儀礼「あえのこと」(=ごちそうでもてなす祭り)が能登の人々の「もてなしの心」の原点。田の神さまをお迎えする、この農耕儀礼の精神が、よく能登を表現する言葉として用いられる「能登はやさしや土までも」につながっていると。

でも、なぜ特筆するほどのもてなしが受け継がれているのか、気になっていました。
その理由がわかったのが、講義を受けてのいちばんの収穫でした。
「田の神さま」は稲穂で目をついてしまったがために目が不自由だとされているそうで、
それゆえに、料理をひとつひとつ声に出して説明したり、温かなもてなしをしてきたのだそう。
なるほどー、と私の中で、ストンとおちました。

2011年には日本で初めて世界農業遺産にも認定された能登の深さに触れることができた時間でした。
食べ比べでも 大きな発見があったので、それはまた次の記事で。

【おまけ】
新年最初の会ということで、お着物でいらっしゃった方の帯が粋すぎて話題に。
帯
江戸時代に活躍した伊藤若冲の「菜蟲譜」を模写してもらったのだそうです。


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